EVENT
宴
イベントレポート
2015.10.03 - 岡山県美作市
ジビエBBQと共に、大人のおむすびプロジェクト。
岡山県の中山間部に位置する美作市上山の大芦高原キャンプ場にて、「いち@岡山」が共催させていただくのは2度目となる今回は、ちょっぴり贅沢なグランピングスタイル「大人のおむすびプロジェクト」として開催しました。 と言いつつ、お子様連れも大歓迎! 天高くすがすがしい秋晴れの下、鹿・猪肉をはじめ、森の恵みを生かした美味しい料理とオーガニックビール、心地よい音楽に酔いしれながら、大人も子どもも一緒にはしゃぐ森の中のパーティー、スタート!
ぬか釜に火が点火されお米が炊けるまでの間、岡山のイタリアンを代表する「リストランテ テラダ」のオーナーシェフ寺田真紀夫氏による前菜が、シェフ自らの手で振る舞われました。
使われた食材はいちの仲間たち、前回も参加下さった美作のムサシ農園・原木栽培椎茸、みつ有機組合の有機野菜、そして上山集楽の野菜も。
形は不揃いでも味は保証付き!な食材たちが寺田シェフのマジックで華やかに変身。 パーティー気分が一気に盛り上がります。
ドリンクブースでは自然派ワインなどのほか、リバースプロジェクトケータリング担当の新納平太氏と一緒に旅する、鹿角のハンドルが付いた生ビールサーバーも持ち込まれました。
このビールは「リバースプロジェクト」と「いわて蔵ビール」のコラボレーションで生まれたオーガニックIPA、「ヨイツギ」。その「生」を飲める機会はそうそうありません。鹿や猪肉とも相性バツグンです。
千葉県から オーガニック、フェアトレードの豆のみを自家焙煎している「Slow Coffee」さんも駆けつけてくれました。
蓋を取ると美味しい湯気がモワワ〜ん。さっそくおむすびスタート。
今回使用したお米は、このキャンプ場のすぐ近く、棚田再生などに取り組むNPO英田上山棚田団の活動拠点、上山集楽(集落ではなくて「集楽」です!)の棚田米を使用しました。作る人、食べる人、そして棚田の周りの森羅万象までがハッピーな気持ちになる!そんな願いを込めながら作られているお米。みなさんの手で美しい三角形が結ばれていきます。
続いて炭火が用意され、ジビエBBQ開始です。 全国的に農作物の獣害被害や、これまで廃棄されていた捕獲後の鹿や猪肉を食用肉として活用する取り組みについて話題になっていますが、ここ美作には全国でも有数の処理能力を誇る獣肉処理施設「地美恵の郷みまさか」があり、いちはその鹿・猪肉の普及活動も行っています。 とはいえ、ここ岡山でもまだ食べた事が無いという方がほとんど。それでは実際にみなさんの手で焼いて、食べて、より身近になっていただきましょう。 その前に、日本バーベキュー協会の假屋さんをお迎えしてBBQレクチャーも。
お肉の下処理や焼き方はもちろん、炭の位置での火力の調整法、ちょっとした工夫でお肉をブロックごと豪快に焼く「本来のBBQ」というものを楽しく教えていただきました。 一手間加えるだけでこんなに変わる!目から鱗の連続です。これまで私たちがやってきたのは「BBQ」ではなくて「焼き肉」だったかもしれない。 広場中央のコンロにも炭火が配られ、皆さん思い思いの場所で焼き始めます。シンプルに塩、こしょうも美味しいですが、先ほどの寺田シェフに監修していただいた、いちの「ジビエBBQソース」もお試し頂きました。
野外という開放感からか?のびのび育った野生のお肉だからか? 不思議とたくさん食べれてしまう。そして食べると元気がモリモリ沸いてくるように感じます。 「想像していたのと違い、食べやすい」「くせが無くて美味しい」などの声もたくさん聞けました。
いちの新商品である「鹿のラグーパスタソース」のお披露目も行いました。 レシピ提供者である、イタリアンのお店を関東、大阪で展開する「サローネグループ」のエグゼクティブ・シェフ 樋口敬洋氏もこの日のために駆けつけてくれ、いちとの共同開発秘話などお話いただき、試食としてクスクスにかけたラグーソースも配られました。
日本におけるアンビエント音楽のパイオニアで、数々の音楽イベントのプロデューサーとして活躍するDJ MOOKY氏による音が、時には躍動的に、時にはエモーショナルに、日中から夕暮れ時、そして夜へと、この場を彩り続けてくれました。
お腹も満ちて、音に酔いしれながら身体を揺らすパーティーピープル。 宴はまだ続きます。 終了する頃には満天の星空。空を見上げ、しばし感激。
森の中のギャザリングパーティー。 美味しく料理することで再び結ばれ、楽しく食べることで循環する命。 自然や森の恵みを感じていただけましたでしょうか?
(いち@岡山 木内範子)
スタッフ(いち@岡山)
高橋真一 河上直美 木内範子 赤木佑衣 おおもりみさ 木下志穂 春田小百合 宮次信之 渡辺一史
協力(上山集楽)
梅谷真慈 水柿大地
Photo by 淺野 加帆里
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